しつこく、水嶋ヒロのポプラ社小説大賞受賞の件

一昨日(11月1日)、この件については記述していたがもう1回書きたくなった。
爆笑問題太田光がこの件についてどういった発言をするのか気になったので、TBSラジオ「ジャンク・爆笑問題カーボーイ」を聞いてみた。
爆笑問題の2人は水嶋ヒロと知り合いらしかった。
太田はネタにして笑いをとってはいたが、水嶋ヒロポプラ社を批判したり非難する発言はせず。
2000万円の賞金辞退に関しても、普段の太田の芸風からいえばやらせだとか裏取引とか言ってもおかしくはないような気がするか、普通に美談風に語っていた。
本人と仲がいいのなら批判的なことは言いづらいだろうし、公共の電波で確証のないことを言えば色々と問題も生じるから、過激な発言を期待したのが馬鹿だった。期待はずれ。
田中が、以前水嶋ヒロと会ったときに、「文学賞に応募した小説が2次選考を通過した。」と聞いた話をしていた。
だから、次のような仮説が成り立つ。


2次選考は実力で通過して最終選考作に残った。
主催者(編集部)が2次選考通過者の経歴を調べたら水嶋ヒロがいることに気付いた。
そこで編集部で協議して水嶋ヒロを大賞に決定した。
作品が大賞に相応しいと判断したのか、話題作りのために大賞にしたのかは不明。
あくまでも仮説だから真相がどうかはわかりません。
だが、大賞が決定したあとで水嶋ヒロの存在に気付いたという出版社側の説明は不自然。
2000万円の賞金辞退の話も、出来レースを一層疑わせるだけだから稚拙な行為。
水嶋ヒロが書いたとされる小説よりも、この一連の出来事をめぐる真相の方がよっぽど興味深いけれどね(茶番じみてるけど)。


この件をめぐる大森望東浩紀ツイッター上でのやりとりも面白かった。
大森望は、ポプラ社のやらせを疑う東の発言を「2ちゃん脳」と揶揄したけれども、やらせや出来レースを疑う方が自然な反応だと思うけれども。
あまりにも嘘くさくて安っぽいシナリオだからこそ、逆に「やらせや出来レースではない。八百長ならもっと上手いシナリオを考えていた。」という解釈はできるけれども。
「発表当日まで斎藤智が水嶋ヒロだとは知らなかった。」という大森望の発言も、本当なのか嘘なのか第三者には判断のつきかねる発言ではある。