2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

倒幕派と佐幕派の戦いで徳川幕府が勝利したならば、日本が世界で最初の社会主義国家になったのではないかというお話

19世紀中盤の日本の針路 19世紀の中頃、日本には4つの選択肢があった。 1つ目は、徳川体制の下での反近代化路線。 2つ目は、徳川体制の下での近代化路線。 3つ目は、反徳川勢力の下での近代化路線。 4つめは、反徳川勢力の下での反近代化路線。もち…

建国記念日が3つあってもいいじゃないか

建国の日、あるいは建国記念の日を制定するとしたら、それはどのような日にすべきかについては、3つの立場が考えられる。 1つ目は、天皇(朝廷)によって最初の統一国家が建設された日を建国(記念)の日とすべきという考え方。紀元節を復活させようとする…

「護憲派」は唯一の勝機を逃してしまった、というお話

安倍晋三が、憲法を改正することなく集団的自衛権の行使を既成事実化しようとすることによって、「護憲派」は実質的に敗北してしまっただろう。 「護憲派」に唯一の勝機があったとしたら、それは「集団的自衛権の行使」に賛成する国民より反対する国民の方が…

憲法9条と自衛隊

ある時期まで、自衛隊は合憲か違憲かという論争が行われていたが(旧社会党が村山政権時、自衛隊は合憲であると方針転換したことによってこうした論争はマスメディア上ではみられなくなったが)、この問題の立て方は本末転倒だったのではないか。 まず、自衛…

憲法96条問題

最近は(マスメディア上では)憲法96条問題は論じられなくなったが、数年前、この問題が論じられていた頃、1つだけ疑問に思っていたことがあった。 改正派は、「国会議員の過半数の賛成で改正が発議できるようにしよう」と主張していたが、なぜ「国会議員…